推定13歳。
女性シェルターが生き物の様に変化する中ずっと
私達を見守ってきてくれたキンキン。
保護犬として女性シェルター茨城で飼うことになり、
施設の変化と共に最後はとちぎで一緒に生活を送って来ました。
とちぎに来てから早くも8年くらい経ったのでしょうか。
来たときにはフェラリアになっていて、なんとかフェラリアの治療を乗り越えましたが、フェラリアの後遺症と戦う日々でした。
腹水に水が溜まり、月に2回くらい定期的に水を抜く治療は凄く痛いらしく、殆どのわんちゃんは叫び声を上げて嫌がるそうです。
それでも、キンキンは叫び声を上げることなく、大人しくじっと治療を受けて、かかりつけのお医者さんにも褒められていました。
キンキンは後遺症で腹水は溜まるものの食欲もあり、元気にしていました。
そんなキンキンが4月3日夕方急に容態が悪くなり、病院に連れて行ったところ、打つ手はなく2、3日が山と言われ、安楽死と言う方法も説明してくれました。
ただ、今すぐキンキンが凄く痛くて辛いではなく、怠いなぁという容態ではあるから、そこは私達にどうするか判断を任せてくれました。
キンキンと最後を過ごしたい。でもそれは私達のエゴなのか悩みました。取り敢えず、今日は連れて帰り明日また病院に連れて行き、安楽死をさせてあげようと、その日は連れて帰り、キンキンの念願のシェルターのリビングの真ん中でみんなに囲まれてキンキンを休ませてあげました。
それから3時間後くらい、水を欲しがり、ご飯を欲しがり、舐めるくらいですが、小さい声で泣き、目玉だけはキョロキョロして周りを見て、窓の外を見て、息を引き取りました。
みんなに撫でられ、みんなに声をかけられてキンキンは旅立ちました。
キンキンの治療費は決して安くはなく、シェルターの経費ではとでもじゃないけど厳しく、ニュースレターや家族会や、関係者の皆さんにキンキン募金の声をかけて、皆さんからいただく募金で治療を続けさせることが出来ました。
今回、皆さまからの募金の残金を使わせてもらい、キンキンの火葬は立派な棺と花に囲まれて送り出す事も出来ました。
四十九日の5月21日は法要と納骨になりますが、費用はみんなで出し合いキンキンが寂しくない様に、合同法要と納骨をしたいと思います。
沢山の人に愛され、支えられたキンキンは幸せだったと思います。
キンキン募金を募っていただいた皆さまに本当に感謝です。ありがとうございました。